土曜日、ラグビーワールドカップの準決勝に行ってきました。
四年に一度じゃない、一生に一度だ。っていうワールドカップのコピー。そんな現地へ、一生に一度の経験をしに行くべく。。チケットを取ったときはどのカードになるか当然分からないわけですが、おそらくオールブラックスが来るであろう山をあてこんでチケットを確保。結果、オールブラックスVSイングランドという、これ決勝戦でしょ、という対戦を見ることが叶いました。もう試合前から思い残すことない…!
開場は14時、キックオフは17時。
今回のチケットはカテA、ひとり7万。。というわけで、家族で行くことは早々に諦めてこどもたちはお昼食べてからお友達のおうちへ。
大人になったら自分たちで行ってね!!
我々夫婦は13時に早々出発、新横浜駅へ。
がんばれば徒歩で行ける距離なんですけど、駅から世界のサポーターと歩きたい という夫たっての希望にて、最寄り駅まで歩き短い区間電車に乗り、駅から日産スタジアムまでまた歩き。。。えー面倒だなーと思ってたけど前言撤回、駅からスタジアムまでずっと盛り上がってるしオールブラックスサポーターもイングランドサポーターも歌ってるしハイネケン飲んでるし楽しい雰囲気。
そして道中にはいっぱいビールやお菓子売っていて、グッズも売っていて。
そして外国人の持ってる率が高かったのが「必勝」とか「闘魂」と日の丸が入ったハチマキ。一本1600円が飛ぶように売れてて、作ってあげようか??みたいな気分になった…wそして3割ぐらいの確率で上下逆に装着していた。さらにそれをひたすら直して回ってるおじさんとかいたw
そして我々夫婦は結婚10年目にしてはじめてのペアルック?オールブラックスジャージ。
しっかりジャージ着たからか、もうお酒入ってるからか世界大会の高揚か謎ですが、色んな人に話しかけてもらいました。6人子供がいるから6人それぞれにハチマキを選んでくれとか、知らんがな・・みたいなことが何度か。笑
そして着席。すごく近くて。
ほんと表情見える距離でジョーディ・バレットが子供とパス交換していた。
ハーフタイムはダン・カーターまで来てたし!!
両側イングランドサポーターでしたが、練習した国歌もしっかり歌いました。(無駄に試合前も試合後もオールブラックスサポさんたちと話したときに披露できて練習したかいあった。なんかすごく喜んでもらえた)
試合内容は…たぶんイングランドにとっては最高の夜でしょう。
夫「こんなに何もできないオールブラックスは初めて見た」
隣のおじさん「負けるときはこんなにもろいんだね」
我が家ってオールブラックスの試合がテレビ放送あるときは必ずついている家なので、私もかなり見てることは見てるんですが、オールブラックスが強くない、球際で負けてる、焦ってる、自陣にはりついてる、なすすべがない。。。
という感じで、ほんとオールブラックスが強く見えない試合なんて初めてで。点差以上の開きがあった試合だと思います。
なんてこった。
逆にイングランドの完成度が凄くて、密集では必ず圧倒というか。ミスがないし、とにかく強い…!という、なんか歴史の潮目が変わるのかコレ、っていう時間が目の前で展開していることにただただ震える、そんな80分でした。
だって本当に「オールブラックスの時間帯」っていうのがなかったのだもの。
オールブラックスのハカも、普段のカマテじゃなくてカパオパンゴっていうココイチの試合にしか披露しないやつ。それくらいガチのオールブラックスがこれほど見せ場なく負けるなんて。
ショッキングではあったんですが、イングランドがそれだけ強かったってだけのこと。オールブラックスは王様で神様、それは揺るぎない。すごいプレッシャーの中戦ってきたはずだし、慢心があったなんてことはあるはずがないし、そんな想像をすることさえ失礼なんじゃないかな。
最後はただ、凄い勝負を見られたことに感謝しつつ、両チームに最大限のリスペクトをこめて最後まで拍手で見送りました。
驚いた試合ではありましたが、これだけ文化として国にしっかり根付いた強者なので、きっと持ち直してさらに強くなるんじゃないかな。
オールブラックスはこうでなくちゃ、と再び言う日を楽しみにしてます。
そのあとは100回くらいこんぐらっちゅれーしょん言いながら帰りました。スタジアム内も、駅までの道も、イングランドさんたち大騒ぎ。
ゆるく見続けてる程度の私なんですが、結構、オールブラックス応援してたんだなと…。喪失感を感じつつの今です。
が、それにしても世界大会、ワールドカップとは凄かった!
スポーツ好きですけどものぐさなもので、リーグ戦やテストマッチなんかは行くものの、あんまり人気の大会、注目の世界大会に行くっていう経験、なかったんです。
でもワールドカップの舞台は、朝から晩まで何にもかえがたい素晴らしい時間でした。
お祭り感と熱気と、真剣勝負。
オリンピック、予選チケットは一枚当選してるんですけど、あとひと頑張りしてチケット確保しようかなぁ。そう思わずにはいられない経験でした。