誰かを批判するときや責める気持ちになったとき、よく考えるのが「自分が正しいって思う根拠はなんだろう?」ってことです
それが感情だったら一晩寝たらおさまるし
いやいやどう見ても自分が正しい!って思っても、それが事実にもとづいたものであることって、ほんと意外なほど少なくて。
自分ひとりの目では見えていない事実って驚くほど多い、自分の立場からじゃどうがんばっても見えないこともある、別の角度から見たらぜんぜん違う。ってことは多いと思います。抽象的ですが。
危ないのが、自分と似た立場やポジションの人に相談して自分が正しいと思い込んじゃうことなんじゃないでしょうか。ハタから見ると「そりゃ同じ立場なら同じ結論になるでしょうよ」ってことも少なくないように思えて。
視点を変えることの大事さ、みたいなものを思います。
ワーママと専業主婦だと、お互いに気遣いはできても、見える世界はまた違うし
SNSよくやってる人とまったく触らない人だと常識が違うこともよくあるし
転勤族妻と、同じ地域でずっと住んでる妻だとバックグラウンドが違うし
ライターと取材対象、運営側どの立場かで見えるものは違うと思う。
自分と似た立場の人からの共感って、ありがたいけど客観性をなくすからほどほどでいいよ、と思います。私はですけど。
たとえば「転勤族妻」であればお互いに共感しあえることも多いんですが、共感がすべていいことかといえばそうではなくて、「実家が遠くて頼る人がいない人は転勤族じゃなくてもいっぱいいる」という、特に転勤族じゃない友人の一言の方がよほど狭い視野を壊してくれる言葉だったなと思います。
フェアな人間であるにはどうしたらいいか。
第一に自分の頭で考えることと情報を整理して理解する技術を持つこと、あといろんな人と付き合うこと(もしくはあんまり人付き合いしないこともそうかもしれない)、それから想像力。いろいろあるんでしょうけど。
群れるとフェアではいられない、というのがひそかに思うことで、とにかく自分は、あくまで自分はですけど、身軽でいたいわ(^^;)
…と思ったことがあったので、ちょっと書いてみた今日の更新でした。