ときどき心にタナカさん

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なんとなくタイトル、「いつも心にタナカさん」と書きそうになって「それはきっついわ」と思った(笑)タナカさんが誰かというと、私が新卒で入った会社の先輩。確か4,5歳上で、当時私がいた部署のチーフだったので、実質教育担当みたいな先輩でした。

 

タナカさんがどういう人かというと、厳しくて細かい先輩でした。

今でも覚えてるのは、「昨日飲み行ったんやて?誰が来てた?」と雑談の中で聞かれて、「えっとAさんとBさんと、あと私とCさん、Dさんも来てて5人ですかね~」って答えると、「人の名前列挙するとき、自分の名前は最後に言うねんで」って言われたこと。

そりゃ議事録書くとかだと、そうだろうけど…雑談でも?!同期との飲み会でも!?

「社会人とは…!」って思ったできごとでした。

そのほか、会議の資料を留めるホッチキスの角度とか、メールのちょっとした言い回しとか。名刺渡す角度、ビールの持ち方、お客さん訪問するときの時間、定時を過ぎて電話するときは必ず一言添える…とか、思えば書ききれないほどのエピソードが…

言い返すことはできないけど「細かいわ~」って顔面に書いて出してたら、即座に「細かいと思ってるやろ。ちゃうで、自分がガサツすぎねん」って言ってくるし。

 

私が大雑把というのもあるのですが、当時は「ほんま細かい」「言い方キツいし」「っていうか細かい」「ほんま細かい」って毎日のように思ってたんですけど、今考えると新入社員のときに会えて幸運な先輩だったな、と。

昔と今とじゃまたビジネスマナーも変わってるのでしょうし、全部が通用するわけではないけど、少なくとも今、ちょっと厳しそうな人や初めて仕事をする人に対しては、「対タナカモード」と思えばそこまで緊張せずに向き合える。。

今やのんびり個人で働いてて礼儀もマナーも崩れまくってる私ですが、オール在宅ではなく仕事上の訪問をする機会もあるわけで。そんなとき、相手がタナカさんと思って接したら、そこまで無礼なことになるまいと(笑)

 

普通に私がひどすぎて気になっただけなんだろうけど、けど今(当時でも)、そこまで他人に干渉する人ってなかなかいなかった気がする。自分だったら絶対できないことだなと思います。人を叱るって力がいるし…それに本人がちゃんとしてたので、説得力はあったので…すごいことだと思います。

 

と、仕事先の配置換えで「なんか厳しそうな担当者さん」にチェンジした今週、久々にタナカさんを思い出したのでした。

しばらく対タナカモードで過ごそうと思います。というわけで、ときどき心にタナカさん。