文章書く仕事をしていると、
・正確で平易で誰にでも伝わりやすい
・自分にしか書けないオリジナリティ
っていうものの狭間を見ることが時にあるんですが、私はライターの仕事でも編集の仕事でも、前者にかなり重きを置いているほうだと思います。
ブログだと全然違いますけど、仕事としてやるなら共通言語に重きを置いた上で、媒体カラーに合わせに行って、自分の個性なんて別にいらなかろう、と思います。
パブリックな場所では、正しい型があるのが大前提で、その上に遊び心や個性ってあるんじゃないかなと思うのです
そういう感覚で書き手として自分を見たら、まだ個性を求められるとこまで行ってない、というか。
自分の色に対して読者を持っているわけでもないですし。このあたりは、個人で読者を持ってるインフルエンサーさんとは立ち位置が違うかもですね。
昨日紹介した「舟を編む」にも、正しい文章は曇りのない鏡、という言葉がありました。まずは対象物を曇りなくクリアにいい角度でうつせるようになりたい、です。
個性を否定されるのが辛い、という同業の方の意見を見かけて思ったことでした。
ブログなら好きにするといいし、その個性に多くのファンがいればそれでいいとは思いますし、誰がどこに書くか、で全然違う答えになるとは思うんですけどね。
個人的には、平易でわかりやすい、誰でも理解しやすい上で、でもなんだかその人らしい。というものはたくさん存在していると思います。
対象に対するスタンスや滲み出る人柄、みたいなものに触れる瞬間が楽しい。
と、今日は思ったことの書き留めでした。
金曜日!家族みんな体調崩さずいられることを祈りつつ、週末へ〜。