有名な本なのに読んだことなかったー、と思って、年末年始に読んでみたのが、三浦しをんさんの「舟を編む」。辞書編纂の仕事と、人間模様という縦糸と横糸で進むようなお話でした。
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どこに注目するかは人それぞれですが、私は、ただただ「この本に中学生のころ会えていたら」と思った、のが最初の感想でした。辞書編纂の話なので、日本語を好きな人が大勢出てくるわけなんですけど、ああこんなこと私も思ったな、とか、辞書を引いて怒ったできごととか、言葉に対する感じ方や、本来の意味でのこだわり(悪い意味で使うやつ)が「これは自分か…?」と心当たりがあることが多くて。
多分日本語好きな人なら、大なり小なり同じようなことを感じそうな気がして。私は何を間違ったか高校は理数科クラスに進んじゃったりもして(今に生きてなさすぎる理系)、「日本語が好き」を自覚するのがずいぶん遅かったなと思うんです。
本が好きという友人も、ごくごく少数でしたし。
多感な時期に、自分と同じ感じ方の人がいる、と知るだけで救われたりするじゃないですか。言語化っていうカタルシス。
そんなこともあって、多感な時期に出会っていたらまるで友達のように、何度も読んだ本かもな、なんて思いました。今読むとちょっとラノベっぽいなと思ったのですがw
でも好きなお話だな、と思いました。分かりやすいですし、他の人にもすすめたい本。
と、読書ログでした。
三連休明けは一週間があっという間!もう木曜だー、という感覚ですが、今日もマイペースにいきましょう。。