首都圏コミュニケーション。

コミュニケーションの傾向でいうとたくさんありますが、ひとつ思うのが、関東(首都圏?)の人の方が「内にとどめる率」が高い気がします。

 

物事って、何かに気づく段階とそれに言及する段階って違うじゃないですか。あっ、この子こうかな?と気づいてもすぐに言わず、ある程度とどめてからほどよいときに言及するというか。

その気づく⇒言及という時間でいえば関西のほうが短いと思うんですよね。なので関西育ちの私は「気づいてたなら、さくっと聞いてくれていいですよ」ってよく思います。答えにくいことは流すだけだし…

もちろん個人差はあって、割合の問題、という感じではありますが。

 

横浜に引っ越したばかりのころ、地味に感じていたのが、このほかにも色々ある「コミュニケーションの違い」。

他人に干渉しない感じというか。

引っ越してすぐの頃の雨の日、同じマンションで同じ幼稚園のお友達を見かけて、大雨だし子連れだし大変そうだなと思い「雨だし、一緒に車乗ってく?」って声かけたんですが、「えっ、いいですいいです悪いです!!」みたいな感じで固辞されて驚いたことがあります。でも、同じ地方出身の子に聞いてみると、「それ、わりと珍しくないかも」ってことでした。

それほどまだ仲良くない人の車には乗らない。

安全性とか、何かあったとき責任持てないから。

今ならその感覚とか、決して冷たいからじゃないってことも分かるんですが、引っ越した当初はちょっと寂しい感覚に感じたことを思い出します。だって大雨だし大変そうやん…、声かけたのが悪かったの??って。。

 

兵庫でも群馬でも、子供連れていたら人に助けてもらえること、話しかけてもらえること、とても多かったんですが、横浜は少し少ないかも。もちろん助けてもらったことも話しかけてもらったことも何度もありますし、この地域しか知らなかったらたぶんここをスタンダードとして生きていたと思います。

 

でも、そんな首都圏コミュニケーションも悪くない、と思う最近。

あくまで個人で見て感じたことですが、首都圏のコミュニケーションって、大多数の他人は他人として当たり障り無く付き合う感じで、でも冷たいわけじゃなく、仲良くなったらちゃんと優しい(そして礼儀正しい)

よそ者にも優しいですし。

分け隔てがない。

最初からぐっと距離感をつめないけど、懐に入れた人にはちゃんと近い距離感で接してくれる、その心地よさもあるな、と思うようになりました。

ただ「大多数の他人」にはそんなに関わりを持たないので、地方から引っ越してすぐは寂しく思う人もいるかも。という感じです。

 

私はその感覚に慣れるまで結構かかったのですが、慣れて、その良さを知るまでここにいられて良かったなと思います。じゃないと横浜は砂漠って思ってたと思う。今は首都圏流コミュニケーションも、好きですよ!

 

と、なぜ今日こんなことを書いたかというと、東京生まれ横浜育ちの友人がこの春地方に引っ越したんですが、

「スーパーで話しかけてきたおばちゃんが子供のほっぺぷにぷにしてきたんだけど!急に触るとかありえない!」

「近所の人すごい話しかけてくるんだけど詮索されてるみたいで嫌だー」

「濃いかんじがツラいーーー」

って連絡が来たからw

日本国内でもカルチャーギャップってありますね。と思う話でした。