夫を見ながら「コミット力」というものを考える

いろんな場所に手を伸ばすのも大事だけどさ、

使う側としてはフルコミットの人が一番ありがたいし、仕事振りたくもなるよ。

 

もう何年も前に、起業経験のある友人に言われたことです。

フリーで働いて3,4年目だったかな。

取引先はいくつか分散させて安定を、というのは一人で仕事をしていて常識のように思っていたので、印象に残っています。

そんな視点もあるんだな、と。

 それでも当時は「そうはいっても、経験も広げたいし、ある日突然取引先が飛んだら仕事なくなるじゃん」なんて考えていました。

 

そしてうちの夫ですが、彼は「とりあえず会社にしがみつく」方針で生きていて、転職も副業もほぼ考えたことない、という人です。

「とりあえずお荷物になるのはイヤだからがんばる」「でも馬車馬はイヤだ」「ほどほどに安穏と生きていきたい」という感じですが、それでも10年以上勤めていて営業マンとしても経験は積んでいるし、なんというか「計算のたつ社員」なんだろな、と思う。

大きな改革を起こしたりするタイプではないんだろうけど、「自分、駒です!」「会社やめませ~ん」って言い切れるのはそれはそれですごく大事な人材なんだと思う。

 

器用さも才能だけど、一点に集中できることも才能だな、と思う最近。

その、安定を目指していた3年前くらいの私ですが、4、5社と常時おつきあいがありました。でも、全部同時進行ではなくても、それぞれ途切れすぎることなく…なんて思っているとすごく薄く仕事していたな、とも思うんです。

もっと時間と密度のある人ならそれでもできると思いますが、とりあえず自分のキャパシティでは全部が微妙に薄くなっていたな、と。

ひとつひとつは精一杯でしたし、いい経験ですけどね。

でも結局今続いてないしなー(^◇^;)なんて思ったりも。そして一社でひたすら積み上げている夫を思うわけです。

 

とりあえず今、私の時間は3年前より格段に増えたんですが、お仕事しているのは2社だけです。コミットとかなんとかいう前に、いろいろスケジュールとか考えなくていいのでラクかもしれない。

しっかり集中しよーと思ってるのですが、でも別のお仕事に触れたり、やってみようかなっていうきっかけがあるとまだちょっと揺れますw 

 

だから書き留めてみた、今日でした。