中学二年生のときの担任の先生なんですけど、忘れられない人がいます。当時、クラスでふわっとしたいじめが起きてたんですけど、
「今日はいじめについて話したいと思います!」
「先生は、このクラスにいじめがあると思います」
「見て見ぬふりもいじめです」
「ものすごく卑怯なことです」
突然学級会を開いて宣言した先生でした。
中二病って言葉あるけど、ここ1,2年くらい、その言葉を聞いて「中学二年生」を思い出したときに、一番最初に出てくるのがその記憶で。今思い出してもド直球の正義感でした。
先生のあのときの年齢が今の私くらいだなぁと思い出します。今思い返してもちょっと潔癖気味の先生というか、几帳面で、悪いことは完全に許せない!って先生だったので教員の中でも煙たがられる感じかなぁと思いますが…
当時は、デリケートな問題に剛速球投げてきた大人って感じでただ衝撃だったんですけど、クラス全員が当事者!加害者!って言い切られただけになんとなく反発の気持ちもありました。私そんな、なにもしてないのにーって。
でも、「流されてなにもしてないこと」をそこまで直球で責められたら、なんとなく加担してた人は正義に傾くし、そうするといじめてた人もおさまるんですよね。まだそんなにエスカレートしている段階でもなかったですし、最初はぎくしゃくしていたけど、その後徐々におさまっていきました。
これって紙一重の対応なのかもしれないし、その是非は人によって捉え方が違うのかもしれないけど、思い出したときに、すごい人だなと思います。
ふと思い出した恩師の言葉シリーズ、でした。