そのとき「好きだ」といえなくても、黙って大事にしておけばいいんじゃないか。

ワールドカップもベスト8がそろい、連日試合がある…というターンも過ぎました。

日本は負けましたが、ここからはよりハイレベルな戦い!

 

連日ワールドカップのお話ですみません。

ワールドカップをしっかり見始めたのは、私は2002の日韓大会が初めてなのですが、4年ごとに自分の生活も、ワールドカップを見るポイントも、そして体力も(^◇^;)いろいろと変化があって面白いです。

当時付き合ってた人と見てた2002、

社会人ぴよぴよ時代で夜な夜なスポーツバー行った2006、

つわりで半分死にながら応援した2010、

初戦と参観日が重なりちゃぶ台ひっくり返した2014。

 

そしてこの2018はというと、試合の翌朝はママ友ちゃんたちとキャッキャ話せて嬉しい大会です。ママって子供の影響でママ鉄になったりサッカー詳しくなったりする子が多いというか。サッカー部のこどもたちのママさんはわりと見てる人多くて楽しい。

 

さて、前置きが長くなりましたが、今日はちょっと昔話。

 

私は子供のころ女子だけどサッカー好きで、サッカー部に入っていました。

が、その当時だと、女子がサッカーしてるってそれだけで変わった印象に見られるものでして。特に男勝りな性格でもなかったのに、サッカー始めたとたんクラスでの自分の立ち位置が「男女(おとこおんな)」みたいなポジションになり、当時はよく分からず戸惑いました。。

たぶん、同じサッカー部の友達(女子)の影響で超ショートカットにしたりとか練習のためにジャージ着てたりとか、そんな影響もあったと思うんですが。

自分の中身は何も変わっていないのに、なぜ突然見られ方が変わるんだ?みたいな。

 

戸惑いつつもそれも個性かと、男女的な場所にいたのですが、あるとき男子にふざけてカンチョーされるという事件がありww

いやー、小学校高学年で男子にカンチョーされるとかほんとトラウマでしかない記憶ですw

それをきっかけに「やっぱりこんな扱いはイヤだ」と思い、とりあえず男女的ポジションを脱するべく、サッカーしてても外見は女子っぽくしてようと短く刈り上げてた髪を伸ばして女子っぽく装う方向に行きました。

あんまりサッカーサッカー出さない方向で。

クラスの子と話すときは女子で。

サッカーはやめなかったけど、今思うと子供なりに「好きな気持ちがすり減らないように」バランスを取った結果だったなと思います。

 

それから何年も生きてきて、スポーツ観戦は変わらず好きですし、ビールも日本酒も好きですし、雑な感じの居酒屋好きですし、いろんなことの好みはけっこうおっさん寄りなんですが、外見は女子っぽく見えた方が何かとラクだよな…という思考はずいぶん長く続いたと思います。今はいい年なのでもうどうでもいいですが。

カンチョーされたことが原点で芽生えた美意識…って、我ながらなんじゃそれは、って感じですがww

 

そんな青春時代ですが、良かったのは好きなものは好きなもので、ちゃんと好きでいつづけたこと。

人からの見られ方なんて気にせず、好きなものは好きでいればいい。・・という思想もありますが、でも、好きなものを手放さないためには、時には何かに擬態したり、堂々と好きって言えない時期があったりしてもいいんじゃないかと思います。

私は、サッカーは好きだったけど「女子が好きなんておかしい」っていうまわりの目はなんとなく感じていて、あまり出さないようにしていたんですが、大学時代くらいからは少しずつ出せるようになっていきました。

なので、堂々としていなくても自分なりの方法で、好きなことって手放さずにいればそれでいいんじゃないかと。

 

いろいろな期間を経て、いまサッカー好きのママたちと談笑し、こどもたちのサッカー教室を見ながらあれやこれや盛り上がりながら(我が子はサッカー入ってないのに)思うことでした。

いまや同好の士なんて、ネットでいくらでも見つかるしね。

 

それは子供たちに対しても思うこと。

子供たちの好きなことは、まだ二人とも芽生えてきたばかりという感じですが、何にしても子供たちなりの「夢中になれること」はすり減らないように守ってあげたいな、と思います。

それから、何かを好きな人を馬鹿にすることだけはしないでおこうと最近とても思います。

 

あれ、今日なに書きたかったんだっけ!?

ただの自分語りになってしまいました。

というわけでちょっと迷走しましたが、好きなこととその守りかた、のお話でした。